元ローリング・ストーンズのビル・ワイマン、他にやりたいことがあるのでもう復帰したくないと語る

元ローリング・ストーンズのビル・ワイマン、他にやりたいことがあるのでもう復帰したくないと語る

元ザ・ローリング・ストーンズのベーシストであるビル・ワイマンは他にやりたいことがあるのでストーンズに復帰したいとは思わないと語っている。

ビルは1962年にストーンズに加入し、93年に脱退したが、昨年の50周年記念ライヴのロンドン公演で元ギターのミック・テイラーとともに客演することになった。

ミック・ジャガーにまたフル・メンバーとして戻ってほしいと言われたらどうするかとニュース・サイトの「エクスプレス」に訊かれビルは次のように答えている。

「できないって言うね。30年一緒にやってきてそれは最高だったけど、ぼくには他にやりたいことがあるからね。そういう時間はもう過ぎたということなんだよ」

また、現在ではレストラン経営や自身のバンドで活動しているビルは昨年の50周年記念ライヴへの参加について次のように語っている。

「5分くらいは最高だったよ。というのも演奏させてもらえたのは5分までだったからね。ぼくとしてはもっとたくさん関わらせてもらえるもんだと思ってたんだよ。その前の1年くらいはずっとそう信じ込まされてたからね」

「特にキース(・リチャーズ)にはもっといろいろやらせてくれるもんだと思わされたんだけど、蓋を開けてみたら2曲しかやらせてもらえないという話でね。楽しかったけど、もっとやれないのが残念だったよ。ぼくはベースやリズム・ギターをやってる人間だからね、チャーリーが一拍目を打つその瞬間から準備ができてなくちゃいけないわけで、やっと身体が温まってきて盛り上がってきたっていうところでもうやめなくちゃいけなくなったんだよ」

また、ビルはその後のアメリカでの3公演についても声をかけられたが断ったことを明かしている。

「アメリカに2週間滞在して3公演やらないかって話でまた声をかけられた時には『たった2曲のために? 遠慮させてもらうよ』って答えたんだ」

なお、ストーンズは1969年以来となるロンドンのハイド・パークでのライヴを7月6日に開催したが、先頃チケットが3分で売り切れることになった。その前の週末の土曜日にはグラストンベリー・フェスティヴァルのヘッドライナーを務める予定になっている。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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