コートニー・ラヴ、弁護士事務所から業務打ち切りを突きつけられる

ホール 1994年作品『リヴ・スルー・ジス』

ホールのコートニー・ラヴの法律顧問を務める弁護士事務所は報酬が未払いになっているうえ、コートニーとまったく連絡が取れないためコートニーとの関係を打ち切ろうとしているそう。

現在の弁護士事務所プライアー・キャッシュマンはコートニーの前弁護士だったロンダ・ホームズがコートニーにツイッターで名誉を棄損されたと訴えて以来、コートニーの法律顧問として雇われ、今年に入ってからもニューヨークの賃貸物件の立ち退きをめぐる事件でもコートニーの勝訴に力を貸していた。

しかし、プライアー・キャッシュマンはここにきてロスアンジェルス高等裁判所に次のように申上しているとハリウッド・レポーター誌が伝えている。

「コートニー・ラヴ氏はプライアー・キャッシュマンからの接触にまったく応じようとしていません。わたし(ジェイムス・ジャノヴィッツ)とのミーティングもほとんどなんの前触れもなくキャンセルを繰り返していて、当事務所のラヴ氏の担当弁護士からの問い合わせにも返事を拒んできております」

さらにジャノヴィッツはこう続けている。「当事務所からの書簡についてもラヴ氏は返答を拒んでおります。結果的に、ここ数か月でラヴ氏とはまったく音信が取れていない状況で、これではラヴ氏の代理人をまともに務めることがままならなくなっています」。

なお、コートニーは娘のフランシス・ビーン・コバーンに元ニルヴァーナのデイヴ・グロールが言い寄ったとツイートした騒動をめぐって、娘フランシスに対して謝罪を先頃表明している。コートニーはフランシスのルームメイトからフランシスがデイヴから接触されていると聞いたとツイートし、その後も怒りにまかせた数々のツイートを連投していた。

デイヴを誹謗中傷するコートニーのツイートの嵐を受けて、フランシスは母コートニーがツイッターから出入り禁止にされるべきだと語って、またデイヴに言い寄られたことなどないと発表していた。

その一方で、コートニーは4月13日にニューヨークでホールの90年代後半のラインナップ再結成に参加してライヴを披露した。ライヴはドラムのパティ・シュメルのドキュメンタリー作品『Hit So Hard』の公開記念パーティーで行われたもので、あらかじめライヴを行っていたパティとギターのエリック・アーランドソン、ベースのメリッサ・オフ・ダ・マーのライヴにメリッサがステージにコートニーを呼ぶという形で15年ぶりのラインナップが実現した。コートニーは1994年の“ミス・ワールド”を歌ってから、アンコールでワイパーズの“Over the Edge”のカヴァーを披露したという。

(c) NME.COM / IPC Media 2012