インパクトがありすぎるバンド名から既に気になって仕方がないが、ツッコミどころは他にも沢山ある。
配信されている楽曲は2024年3月にリリースした“俺に真実を教えてくれ!!”の1曲だけで、YouTubeにもMVなどはなく、リハーサル風景をスマホで撮影したであろう謎画角の映像が数曲アップされているだけ。
SNSにあがっているライブ映像や写真を見ると、海パン姿にゴーグルを付けてドラムを叩いていたり、ヘルメットを被ってベースを弾いていたり、反射ベストを着てリコーダーを吹いていたりと不思議な世界観のパフォーマンスにますます謎が深まるばかり。
初期のポストパンクに影響を受けたというわずか1分半の強烈なサウンドでバイラルチャート初登場1位に駆け上った謎多き彼らは一体何者なんだろうか ──。
ということで、新宿LOFTのイベントに参加するために彼らが上京したタイミングでJAPAN初取材を実施。
変わったパフォーマンスやパンクロックなサウンドが特徴の楽曲からは想像つかない、とても礼儀正しくて初々しい３人。
かと思いきや、撮影が始まると勝手に始まる逆立ちにでんぐり返りと止まらないアクロバット。
インタビューでは3人の出会いから音楽のルーツなどを聞き謎に包まれた彼らの素顔に迫ったが、令和の高校生とは思えないほど何世代も前のバンドの名前が沢山出てきて、膨大な知識量に周りの大人たちもびっくり。
今後やってみたいライブパフォーマンスについては希望に満ちた目を輝かせながら、これまたぶっ飛んだ発想で理想のライブパフォーマンスを語ってくれた。
「好きなことを好きにやっていきたい」と本誌でも語っているように、周りに流されることなくこれからも好きを貫き通して自分たちが憧れる音楽性を追求し続けてほしい。
世代を超えて多くの人の心を掴み、今後の活躍が益々期待されるテレビ大陸音頭の純粋な心と希望に満ち溢れた言葉は現在発売中のROCKIN'ON JAPAN10月号に掲載中！是非チェックしてみてください。（伊五澤紗花）
